美味しいトマトを育てるためのポイント
2019/01/09
こんにちは、今回は「美味しいトマトを育てるためのポイント」というテーマでお伝えします。
植物を育てる上で日光・肥料・土とともに水も重要と言われますが、トマト・ミニトマトに関してはあまりこの水は当てはまりません。
むしろ水やりは控えるべきです。
そもそもトマトは水をあまり必要としない南米の地で育った野菜であり、水をやると根腐れを起こして枯れてしまったり、せっかく実ったトマトの実も水分を含みすぎて大きくなり、破裂して中身がむき出しになる結果になります。
そのためトマト・ミニトマトを育てるために水の調整をしなければならないのですが、雨が降ればいくら水やりを控えていても無駄になります。
そのため雨もしのげるよう、トマトトンネルと言って支柱とビニールのカバーをかけて一種の傘を作ってあげます。
トマト・ミニトマトは次第にどんどん高く育っていきますので、ある程度高さのあるトンネルが必要です。
またビニールも雨風にさらすことで破れることも多々ありますので、こまめなメンテナンスが必要です。
トマトと言っても結構手間がかかる印象ですが、それでも大きく赤く育ったトマトを夏の青空の下ちぎってすぐ食べるとこれ以上にない新鮮かつおいしい味わいを楽しめます。
一度はチャレンジしてほしいです。
大切なのは、トマト・ミニトマトに限らずすべての野菜に言えることですが、当然ですが土が必要です。
そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、ここでいう土とは野菜作りに適した土のことを指します。
野菜づくりに適した土とは、まず土中に大きな石や木の枝などが混ざっていない状態です。
土中に石などが混ざっていると、野菜の根が邪魔されうまく張り切れず、大きく育たないことになります。
ですから土中の土をふるいにかけて大きな石などを取り除く必要があります。
そしてたい肥などをよくまぜこみ、踏んだだけでふわふわな感覚がが感じられる状態にすることです。
固い土ですと、まず根が張り切れないですし、土の中に隙間がないことで空気が土中に送り込まれず、酸素不足となります。
あと小まめに草取りをすること。
せっかく土中にたい肥と一緒に混ぜこんだ肥料も、これら草の成長に吸い取られ、育てたい野菜にうまく栄養が行き届かなくなってしまいます。
総じて言えることですが、野菜作りはすべては土づくりから始まります。
正直言って野菜を手早く手に入れるためだけならば、こんな家庭菜園のような苦労をせずともスーパーにいけばいいだけです。
何よりたい肥・肥料・土地の費用などは一切不要で、野菜代だけで済みます。
ではなぜそれらが分かっていながら家庭菜園をやるのか?それはやった人にはわかりますが、楽しいとともに達成感が味わえるからです。
野菜一つ育てるにしても数か月前から石灰を撒き、たい肥・肥料をまぜこみ、苗などから育て始めます。
たったトマト一つを収穫するにしてもそれまで多くの時間・手間をかけるのですが、やっていくとそれらを手間とは思わなくなる一種の魅力が家庭菜園にあります。
手間をかけることに身をささげられる幸せというか、自分の人生におけるゆるやかで穏やかな時間を体感でき、日々のストレスのリフレッシュ効果が大いにあります。
それら過程の上でできた野菜を味わえること自体、最高の喜びです。