家庭菜園は自然の食物連鎖についても考えるきっかけになる
2019/01/09
こんにちは、今回は「家庭菜園は自然の食物連鎖についても考えるきっかけになる」というテーマでお伝えします。
私は、飽きないように頑張らずに手軽に育てられ、まずは収穫の楽しみを味わえる事をメインに行っています。
ベランダで育てているため、土は市販のものなので、特に工夫等はありません。
問題は日当たりです。
南南西向きのベランダのため、日当たりの確保が難しいです。
植物を育てるのに、日差しは不可欠。
特にお野菜は日がたっぷり当たる方が生育が良く、収穫した野菜も美味しく感じます。
ミニトマトは簡単に収穫できますが、皮が固くなりがちです。
お店で売っているようなレベルを目指すと細やかな水遣りなどが必要です。
また、私は農薬を使わずに育てているため、アブラムシ、イモムシなどの対策が不可欠です。
具体的にはこまめに観察して、アブラムシは水で洗い流す、イモムシは割り箸でつまんで取る、といった事をしていますが、少し遅れるとあっという間に食べられてしまいます。
個人的には、寒い時期に育てられる野菜の方が、虫がつかず手間がかからずに良いと思っています。
ただ、作れるものが限られ、また育成も遅くなるというデメリットがあります。
家庭菜園で苦労するのは虫対策です。
細かいネットを張ってもアブラムシが潜り込んでしまい、気づいた時にはダメになってしまっていると、心底がっかりです。
また、イモムシも動きが気持ち悪くて、正直割り箸でつまむのすらあまりやりたくない作業です。
いっそ農薬でやっつけてしまおうと思う事も多々ありますが、安全な野菜を食べたいため、どうしようもない場合は作物ごと処分してしまいます。
そんな時は、いったい何のために育てているのかと悲しくなる事もあります。
それとは別に、狭いベランダで育てているにもかかわらず、見つけて出して卵を産み付ける蝶や虫たち、アブラムシを追ってやってきたらしいテントウムシなど、自然の食物連鎖について考えさせられる事も多々あります。
小さなイモムシは苦手ですが、ミカンの木についてアゲハチョウの幼虫が蛹になり、羽化まで観察できた時は、ちょっとした感動を覚えました。
たかがベランダ栽培ですが植物との対話だけでなく、他の生物や食物連鎖にまで考えが広がるようになりました。
家庭菜園はあまり大きな目標を立てずに、簡単に収穫できるものから気負わず始めるのが一番だと思います。
お勧めはゴーヤーです。
日当たりのよい場所で、十分な土量と水・肥料やりを怠らなければ、確実に収穫ができます。
ゴーヤーがそれほど好きでなくても、やはり自分が育てたものは美味しく感じるもの。
もし苦手だとしたら、自分で育てた事をきっかけに食べられるようになれたら素敵だと思います。
また、やってみると面白いものはヤマイモです。
実は近所に生えていたヤマイモのムカゴを取ってきて、ベランダで栽培し、2年目に立派なヤマイモが取れました。
これは簡単なうえ、ちょっとした感動です。
日当たりが良ければ、室内で葉物野菜の水耕栽培も可能です。
虫もつかず、さっと洗うだけで食べられるので、簡単です。
ただ、水耕栽培は根腐れの注意が必要です。
昨今では、水耕栽培についてもいろいろな紹介サイトがあるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。